都留の優しさ探訪

第42回ふるさと時代祭り(八朔祭)直前!
憧れが現実に ー 大名行列お姫様役・清水桜野さんが語る、都留への想い

Written byかずっち
第42回ふるさと時代祭り(八朔祭)のお姫様役を務める清水桜野さん

ふるさと時代祭り(八朔祭)

山梨県都留市で毎年開催される最大規模のお祭り「ふるさと時代祭り(八朔祭)」、通称「おはっさく」。
今年は9月5日(土)・6日(日)の2日間にわたり開催されます。

祭りの見どころの一つである「大名行列」は、2日目の9月6日(日)に行われます。今年、お姫様役を務めるのは、都留市出身の清水桜野(しみず さくや)さんです。

中学3年生のとき、大名行列に「拍子木」役として参加した清水さん。当時のお姫様の姿を見て、「いつか私も」と憧れを抱いたといいます。

それから約10年。

現在は市外で保育士として働く清水さんが、お姫様として大名行列を歩きます。

長年憧れていたお姫様役に応募したきっかけや、都留を離れたからこそ気づいた故郷の魅力、祭り当日に向けた想いを伺いました。

1|自然とともに過ごした―都留での子ども時代

都留市で生まれ育った清水さん。子どもの頃は、とにかく外で遊ぶことが大好きだったといいます。

「友達と外で遊ぶことが大好きで、山で木登りをしたり、鬼ごっこをしたりしていました。」

幼少期は長生寺保育園に通い、自然の中でのびのびと過ごしていたそうです。
四季によって変わる山の色や、身近にある豊かな自然は、今でも清水さんの記憶に残っています。

子どもの頃、祖父母や家族とよく訪れていたのが「芭蕉 月待ちの湯」でした。

近くの公園にある滑り台で遊んだり、川で遊んだり、祖母と散策しながら草花を眺めたり。たくさん遊んだ後は、家族で温泉に入って過ごしたそうです。

自然の中で遊んだ日々や、祖父母や家族と過ごした時間。清水さんにとって都留には、今も変わらないたくさんの思い出が残っています。

2|「いつか私もお姫様に」 ー 中学3年生で参加した大名行列

清水さんにとって八朔祭は、子どもの頃から身近な存在でした。

物心がついた頃から、毎年家族や友人と祭りを楽しみにし、大名行列や屋台を見て過ごしていたといいます。

そんな清水さんにとって、大きなきっかけとなったのが中学3年生のとき。大名行列に「拍子木(ひょうしぎ)」役として参加しました。


※左前列から2番目が清水さん

そのとき目にしたお姫様の姿が、今でも印象に残っているそうです。

「とても素敵で綺麗で…大名行列のお姫様は、当時中学生だった私にとって憧れの存在になりました。」

と振り返る清水さん。



この経験をきっかけに、「いつか自分もお姫様をやってみたい」と思うようになったそうです。

3|憧れたお姫様に、今度は私が ー 子どもたちへつなぐ想い

中学生の頃から、お姫様への憧れを持ち続けていた清水さん。大学生になってからは、毎年お姫様役の募集を見るたびに「応募してみようかな」と考えていたそうです。

それでも、なかなか一歩を踏み出せずにいました。

そんな清水さんの背中を押したのが、お母さんの「やってみたら?」というひと言でした。

「大学進学をきっかけに都留を離れて、改めて地元の良さに気づきました。お世話になった都留や、ずっと応援してくれている家族に少しでも恩返しができたらと思ったことも、応募した理由の一つです。」

都留を離れてからは、地域の人と関わる機会も少なくなったという清水さん。お姫様役への挑戦には、もう一度、故郷とのつながりを持ちたいという想いもありました。

そして現在は、市外で保育士として子どもたちと関わっています。

かつて清水さん自身が大名行列のお姫様に憧れたように、今度は自分がその立場に。都留の子どもたちにとって憧れられる存在になり、未来のお八朔へとつなげていきたいという思いも、今回の応募につながっています。

さまざまな想いを胸に、長年憧れてきたお姫様役に応募した清水さん。選ばれたことを知ったときは、喜びよりもまず驚きが大きかったといいます。

「最初は『本当に?』という驚きが大きかったです。」

家族や友人からは「おめでとう」「見に行くね」と声をかけてもらい、祖父母も当日を楽しみにしてくれているそうです。

周囲の人たちの温かい言葉を受けながら、清水さん自身も、当日を楽しみにしています。

4|都留を離れて ー 改めて見えた故郷の魅力

大学進学をきっかけに都留を離れ、現在は市外で暮らしている清水さん。それでも、月に一度は都留へ帰っているといいます。

「都留に帰ってくることが、また頑張ろうと思える力になっています。」

離れて暮らすようになったからこそ、以前は当たり前だった都留の風景にも、改めて魅力を感じるようになったと話します。

身近にある豊かな自然や、ふとしたときに見える富士山、歴史を感じられる谷村の城下町。都留に帰るたびに、地元ならではの風景にほっとするそうです。

そして、清水さんが感じる都留の魅力は、風景だけではありません。

「『おかえり』と声をかけてくれる人がいて、温かい場所だなと感じます。都留を離れてみて、自分は地元が好きなんだと改めて気づきました。」

子どもの頃から当たり前のように過ごしてきた都留。離れてみて初めて見えてきたのは、これまで当たり前だと思っていた故郷の魅力でした。

5|実行委員会に聞く ー 今年のお姫様と大名行列



実行委員会スタッフにも、お姫様役選考の決め手や大名行列の見どころについて伺いました。

お姫様役の選考は、書類選考と面接での質疑応答を通して、応募した動機や人柄、積極性、主体性などを総合的に審査して行われるそうです。

清水さんを選んだ決め手となったのは、都留への想いでした。

「都留市で過ごした思い出や家族や友人とのエピソードなど、地元への熱い思いを感じたところが決め手でした。審査員との受け答えもはきはきとしていて、熱意が素晴らしかったです。」

第一印象は「ふわっとしていて可愛らしい感じ」だったという清水さん。しかし、話を聞いていくうちに都留への強い地元愛が伝わり、受け答えもしっかりとしていたことから、頼もしさを感じたそうです。

お姫様は大名行列の“華”。清水さんには自然体で当日を楽しんでもらい、その姿をきっかけに、都留に愛着を持つ子どもたちが増えてほしいと期待を寄せています。

大名行列の花形“赤熊(しゃぐま)”にも注目

そして、大名行列でぜひ注目してほしいのが、“赤熊(しゃぐま)”です。
大きな毛槍を振るう姿は勇壮で見ごたえがあり、なかでも赤熊同士で巨大な毛槍を投げ渡す瞬間は迫力満点。



お姫様をはじめ、さまざまな役に扮した人々が練り歩く大名行列。今年は清水さんのお姫様姿とともに、迫力ある赤熊にもぜひ注目してみてください!

6|都留の皆さんに元気を届けたい ー お祭りへの想い

大名行列の本番を前に、少し緊張しながらも、当日をとても楽しみにしているという清水さん。

なかでも楽しみにしているのが、たくさんの人と一緒に今年の八朔祭を盛り上げることです。



「私が憧れていたように、子どもたちから憧れられるようなお姫様になって、都留の皆さんに元気を届けられたらと思います」

そして、八朔祭を訪れる皆さんには、祭りを楽しむとともに、都留の魅力にも触れてほしいといいます。

「八朔祭は歴史と伝統のある素晴らしいお祭りです。当日は多くの方に楽しんでいただき、都留市の魅力も感じてもらえたら嬉しいです。」

今回の八朔祭をきっかけに、これからも都留のイベントや地域の活動に参加し、故郷とのつながりを持ち続けていきたいという清水さん。

約10年前に憧れたお姫様。その憧れを胸に、今度は清水さん自身がお姫様として大名行列を歩きます。

まとめ

いよいよ9月5日(土)・6日(日)に開催される、第42回ふるさと時代祭り(八朔祭)。


※写真は過去の大名行列でのお姫様の様子です。

実行委員会からも、来場する皆さんへメッセージをいただきました。

「皆様のご協力により、今年もお祭りを迎えることができました。年々、催し物の規模が大きくなってきていますので、都留市の一大イベントとして、皆さんに楽しんでいただけること間違いなしだと思っています。例年、お祭りの日はとても暑いので、出演される方も、来場される方も、熱中症対策には十分気をつけていただいて、心ゆくまでお楽しみください。」

大名行列が行われるのは、2日目の9月6日(日)です。
今年のお姫様・清水桜野さんの晴れ姿や、迫力ある赤熊など、歴史と伝統ある大名行列をぜひ間近でお楽しみください。





※9/6(土)宵祭り・7(日)本祭りとなります。

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